早漏と遅漏は、性生活を送るうえで多くの男性が持つ悩みです。男性機能の問題はED(勃起障害)と射精障害の2つに大きく分類されますが、早漏と遅漏は後者の射精障害に含まれます。

早漏や遅漏は、20代の若い人から50代の中高年男性まで幅広い年齢層の人が抱える悩みです。早漏や遅漏が原因で性生活に満足できていないカップルは多いです。

そこで今回は、早漏の原因と解消法について解説します。

早漏の原因

早漏を簡単にいうと「早く射精してしまう状態」のことです。早漏であると、男性の射精が早すぎて、男女ともに満足できないままセックスが終わってしまうという問題が起こります。

このように、早漏は性生活を行う上では大きな問題であり、特に男性にとっては女性を満足させることができないというかなり深刻な悩みになります。

そして、早漏には国際的な定義があります。以前は「女性が満足できる前に射精してしまう場合」という曖昧なものでしたが、新たに「挿入後1分以内に射精してしまう状態」というように明確に定められています。これは世界共通のものです。

早漏の原因には、脳内で分泌される「セロトニン」と呼ばれる物質が関係しているとされています。そのため、早漏は脳の病気といわれます。

セロトニンとは脳内における神経間の情報を伝える物質であり、不足すると「うつ病」を発症する可能性があるといわれているものです。そして、うつ病に効く「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」と呼ばれる薬が早漏の治療にも効果的だということが明らかになっています

SSRIは、脳内におけるセロトニンの再吸収を防ぐ作用があります。つまり、脳内にセロトニンが常に存在している状態を作る薬です。

そしてSSRIを服用することで早漏が改善するということは、早漏の原因は脳内におけるセロトニン不足である可能性が高いといえます。そのため、うつ病と早漏は同じ問題だとも考えられます。

ただSSRIは副作用として、勃起障害を引き起こす可能性もあります。そのため、SSRIで早漏の問題が解消しても、次はED(勃起障害)という新たな悩みが出現してしまいます。

どのような病気でもそうですが、このように投薬治療は「片方は解消するが他の問題が出てくる」という場合がほとんどです。早漏に関しても同様であり、治療には十分注意しなければいけません。

早漏の解消法

早漏の原因は脳にあるという話をしました。そのため、精神的ストレスや緊張など、脳に負担をかけるような状態では早漏になりやすくなるとされています。

そのため、早漏に対する解消法の1つとしては、ストレス解消を行うことが挙げられます。具体的には、趣味に没頭したり定期的な運動をしたりすることなどは早漏に対して有効な手段だといえます。

その他にも、以下のような対処法があります。

スクイーズ法

この方法は、1970年の開発されたものです。「ペニスは腟内に挿入した直後が最も刺激を受ける」という考えを元に作られた方法です。

具体的な方法は、以下のようになります。

・ペニスを腟内に挿入後、すぐに腟からペニスを抜く

・女性がペニスを指で圧迫することで性的快感を抑える

・性的快感が落ち着いた後、腟内に挿入しピストン運動を行う

・射精感が強まったら上記の行動を繰り返す

セマンズ法

セマンズ法は「ドクター・ストップ法」とも呼ばれるものであり、やり方もとても単純なものです。

具体的な方法は、以下のようになります。

・腟内に挿入しピストン運動を行っている時に、射精感が強まったらピストン運動を止める

・射精感が収まったらピストン運動を再開する

このように早漏は、脳の問題が大きいため対処的な方法が主になってしまいます。ただ、このような方法で一時的にでも射精を抑えることで、結果的に満足したセックスを行うことができるようになります。

今回述べたように、早漏は脳内にあるセロトニンが原因です。薬で対処する方法もありますが、服薬では副作用によってED(勃起不全)を引き起こす可能性があります。

そのため、以上に説明したような「スクイーズ法」や「セマンズ法」を行うことで、副作用なくその場だけでも満足できるセックスを行うことが最も効果的な対処法だといえます。