中高年になると問題になりやすいものとして、ED(勃起不全:インポテンツ)があります。勃起しようと頑張っているにも関わらず、途中で折れてしまったり、まったく勃たなくなってしまうのです。

こうしたED(勃起不全)の原因はさまざまですが、日々の生活でEDを引き起こす生活習慣をしていると、結果的に勃ちにくくなってしまいます。そこで、どのような生活習慣によってEDが引き起こされるのかについて確認していきます。

運動不足とED(勃起不全)との関係性

運動不足とED(勃起不全)には、深い関係があることがわかっています。「運動と生殖機能(男性機能)に関係があるの」と思う人も多いかもしれません。しかし、アメリカで行われた研究で、運動不足とED(勃起不全)は関係があるということが明らかになっています。

具体的には、週2時間半以上のランニングを行っている人は、そうでない人と比較するとED(勃起不全)となるリスクが30パーセントも低下したと報告されています。

このことには、男性ホルモンである「テストステロン」が深く関係しています。

ED(勃起不全)が発症する1つの要因として、テストステロンの分泌低下が挙げられます。男性ホルモンであるテストステロンが少なくなると、ED(勃起不全)になりやすくなるのは想像できるかと思います。

そのようなテストステロンは、スポーツなどの定期的な運動を行って筋肉を動かすことで体内における分泌量が増えます。そのため、運動不足はテストステロンの分泌低下を招き、結果的にED(勃起不全)を発症させる可能性を高くするといえます。

また男性ホルモンの分泌を促すために最適な運動は、ストレッチなどの軽い体操や、ウォーキングなどの有酸素運動です。これらの運動は、運動自体によってホルモン分泌を高める効果もありますが、リラックスすることで勃起機能を高めます。

ED(勃起不全)の原因として、血流不足はよく挙げられる要因の1つです。運動などによって全身がリラックスすると、ペニスへの血流量が増えます。その結果、勃起機能が高くなります。

このように、適度な運動はED(勃起不全)を予防するためには欠かせないことだといえます。

今回述べたように、運動不足はED(勃起障害)と深い関係にあります。そしてこの2つは、ED(勃起障害)だけでなく、その他の病気を発症する要因ともなります。

そのため、男性機能(生殖機能)だけでなく体の健康を維持するために、運動不足と肥満は予防、解消すべきことだといえます。

運動とED(勃起不全)の関係

運動することは、体の健康にとって欠かせないことです。多くの人が日常的にウォーキングをしたりジムに通ったりと、定期的に体を動かしています。

また大半の人は、小学生や中学生、高校生などのときに何かしらのスポーツをします。特に中学や高校では、かなりハードな運動を日常的に行う人も少なくありません。

そのような運動は、一見すると行っているだけで体の健康に良いように思えるかもしれません。しかし実際には、ハードに体を動かすことは体の健康を害することにつながります。特に若いときの過剰なスポーツは、後々体の不調として現れます。

そして、これは男性機能にも同様のことがいえます。ハードな運動は男性機能を低下させ、ED(勃起不全)の原因になります。男性は、このことを理解した上でスポーツに取り組むことが大切です。

ハードな運動は男性機能を低下さ、ED(勃起不全)の原因になる

スポーツを積極的に行っている人は、一見すると男性機能も強いように見えます。特に毎日自転車で通勤して、仕事帰りはジムへ行って鍛えているような人は、体もガッチリしているため性機能も高いように思えます。

確かに筋トレなどの運動は、男性機能を高める「テストステロン」と呼ばれる男性ホルモンの分泌を促します。

しかし一方でハードな運動は、体の中で「活性酸素」と呼ばれる細胞の酸化を促す物質を多く作り出します。活性酸素によって細胞が酸化するということは、細胞が老化するということを意味します。この細胞の酸化は、成人病やがん、老化などと関係していることがわかっています。

健康な場合、体の働きによって細胞の酸化はある程度抑えられます。そのため、細胞が錆びてしまい働かなくなることもほとんどありません。

ただ、過度な飲酒や睡眠不足などの不規則な生活をしていると、体によるメンテナンスが追い付かず、細胞は錆びてしまいます。そのような影響が、精子にも深く関係していることが明らかになっています。

精子には、もともと活性酸素によるストレスに弱いという性質があります。それは、精子が「不飽和脂肪酸」という酸化しやすい成分で構成されているためです。そのため、活性酸素の体内量が多くなると精子はダメージを受けてしまって運動能力が低下します。

以下のような問題は、活性酸素を増やす要因になります。

・喫煙

・紫外線

・大量の飲酒

・食品添加物

・睡眠不足

・ストレス

このような要因が強くあると、体内での活性酸素量が増えて精子の運動性が低下します。そうならないためにも、禁煙や禁酒、抗酸化物質の摂取などを積極的に行うことが大切です。

自転車通勤は男性機能を低下させる

ハードな運動だけでなく、一般的に健康的と認識されている運動も男性機能を低下させる可能性があります。その代表として、自転車通勤が挙げられます。

自転車通勤は、車を使わず自転車で通勤するため、運動量が増えて体にとっては健康的のように思えます。確かに、筋力や体力を向上させるためには有効な方法かもしれません。しかし、精子を含めた男性機能の健康という面では、自転車通勤は男性機能に悪影響を与えます。

それは、自転車のペダルに座ることで、股間の血流が悪くなるからです。ペダルで血管が圧迫されてしまい、血流が途絶えてしまいます。

特に前傾姿勢で乗るようなスポーツタイプの商品は注意が必要です

このような自転車と男性機能の関係性は、日本性機能学会でもいわれていることです。頻繁な長時間の自転車走行は、ED(勃起不全)を引き起こす一要因であるとされています。

自転車は便利なものですが、このような男性機能への影響があることも頭に入れておいてください。

このように、健康に良いと言われている運動であっても、男性機能にとっては問題となることが多々あります。このような事実を理解した上で生活することが、ED(勃起不全)の予防や治療には大切になります。