多くの男性が悩む症状としてED(勃起不全)があります。勃起障害を引き起こすことで、セックスのときに勃ちが悪かったり、中折れしてしまったりするのです。これでは、夜の生活を楽しむことができません。

そこで、EDを治療するために使用される薬としてレビトラ(一般名:バルデナフィル)があります。即効性の高い薬として、レビトラが活用されます。

ただ、薬を活用するためには作用や持続時間、副作用などを知っておく必要があります。ここでは、レビトラを服用するときに注意すべき点について解説していきます。

レビトラの効能効果・用法用量

まず、レビトラ(一般名:バルデナフィル)はどのように使用すればいいのでしょうか。レビトラにはレビトラ錠5mg・レビトラ錠10mg・レビトラ錠20mgがあります。

健康な成人男性であれば、1日1回セックスの約1時間前にレビトラ10mgを服用するようにします。ただ、10mgで効果が不十分な場合は1日1回20mgへ増量することができます。投与間隔は24時間以上あけるようにします。

ただ、高齢者(65歳以上)であったり、中等度の肝障害があったりする人の場合、薬の代謝機能が落ちているので副作用が表れやすくなっています。そのため、こうした人たちでは1日1回5mgから服用を開始します。その後、問題ない場合は1日1回10mgまで増量できますが、これが上限になります。

レビトラの効果・勃起持続時間

どれだけの時間でレビトラの作用が表れるのかというと、約0.75時間です。服用後、30分ほどで効果を示す即効性の高い薬です。

また、半減期(体内の薬物濃度が半分になる時間)は3.2~5.3時間です。これだけの時間をかけて体内から薬が消失していき、レビトラの勃起改善に関する持続時間は5~6時間とされています。

他の勃起改善薬に比べると、バイアグラよりも素早く効果が表れるようになっています。そのため、服用がセックスの比較的直前になってしまっても問題なく効果を発揮するようになります。

例えば、セックスするためにシャワーを浴びるなど準備をすると10~15分は経過します。そこから会話をしたり前戯の時間をいれたりするとなると、直前に服用しても30分は経過しているはずなので挿入時までには薬の効果を得られるようになります。

ただ、ED治療薬の中でもシアリスのように24時間以上も効果が持続するわけではないため、その点については注意が必要です。

なお、バイアグラは食事による影響を受けますが、レビトラでは食事(アルコールを含む)による影響を受けません。そのため、女性と食事をしてそのままラブホテルへのお持ち帰りに成功した場合、「食後の服用」「すぐに薬の効果を得たい」という状況であっても、ラブホテルへ到着したと同時に服用すれば問題なく勃起改善効果を得ることができます。

レビトラの副作用

薬を服用する以上、副作用について理解しておく必要があります。どのような副作用を生じるのかを知っておけば、症状が現れたときに「次回は薬の量を減らそう」など調節することができます。

レビトラを服用したときの主な副作用としては、ほてり、頭痛,鼻閉(鼻づまり)、心悸亢進・動悸、消化不良、めまいなどがあります。

また、レビトラを服用してセックスするときに心筋梗塞や脳卒中、脳梗塞、心臓突然死などを生じることがあります。動脈硬化などによって血管に異常のある人がレビトラを服用すると、これらの重篤な副作用を生じやすく、副作用によってセックス中に死亡する「腹上死」が起こりやすくなります。

レビトラの作用機序

どのようにしてレビトラ(一般名:バルデナフィル)が勃起不全を解消するのかというと、これにはNO(一酸化窒素)という物質が大きく関与しています。

私たちの体にはNOを作り出す機能が備わっており、血管壁にNOが作用することで血管が拡張します。NOは気体ですが、気体が血管拡張に関わっているのです。

なぜ、EDによって中折れなどが起こるのかというと、ペニスの血流がスムーズでないからです。性的興奮が伝わるとチンコには大量の血液が流れ、結果として固くなります。ただ、この過程で障害が起こるとペニスへの血流が滞り、結果として中折れなどの症状が表れるようになります。

そこで、血管拡張作用を有するNOが作られるように補助すれば、ペニスの血管が広がって血流が改善され、結果として勃起しやすくなります。

このような考えによって勃起力を復活させる薬がレビトラです。

レビトラと併用禁忌の薬

レビトラには併用禁忌の薬が存在します。つまり、「こうした薬とは飲み合わせがあるので禁忌(絶対に併用してはいけない)である」というものが存在するのです。

・硝酸薬やNO供与剤

レビトラはペニスでNO(一酸化窒素)の産生を促すことで勃起改善作用を示します。そのため、同じように「NOが作られるようにすることで病気を治療する薬」と併用するのは禁忌です。こうした薬として硝酸薬があります。

硝酸薬は狭心症の治療に活用される薬です。狭心症では心臓に栄養を送る血管(冠動脈)が細くなっており、結果として少しの運動で胸に激痛を生じるようになります。そこで冠動脈を拡張させれば、心筋細胞に十分な酸素や栄養が行きわたるようになって、狭心症の症状を抑えることができるようになります。

こうした硝酸薬やNO供与剤としては、ニトロペン・ニトロダームTTS・ミオコールスプレー(一般名:ニトログリセリン)、ニトロール・フランドル(一般名:硝酸イソソルビド)、(一般名:ニコランジル)、亜硝酸アミルなどが知られています。

レビトラも硝酸薬も「NO(一酸化窒素)がたくさん作られるようにする」と同じ作用機序です。作用が増強するため、両剤の併用は禁忌なのです。

・肝代謝酵素CYP3A4を阻害する薬

レビトラは主に肝臓の代謝酵素によって代謝・不活性化されます。より専門的な言葉でいうと、肝臓に存在する「CYP3A4」という代謝酵素がレビトラの不活性化に関与しています。

薬の中には、肝臓の代謝酵素(CYP3A4)の働きを阻害する医薬品があります。こうした薬を服用すると、レビトラがなかなか代謝されなくなり、結果として体内の薬物濃度が急上昇して副作用が起こりやすくなります。

こうした薬としては、C型肝炎治療薬のテラビック(一般名:テラプレビル)、抗真菌薬のケトコナゾール、抗真菌薬のイトリゾール(一般名:イトラコナゾール)などがあります。例えばケトコナゾールとレビトラを併用すると、レビトラの体内の最高薬物濃度が4倍に上昇するという報告があります。

・抗不整脈薬

不整脈を治療する薬の中には種類があり、その特徴によって分類されます。

その中でも、クラスⅠA抗不整脈薬として知られるアミサリン(一般名:プロカインアミド)やキニジン、クラスⅠⅠⅠ抗不整脈薬として知られるアンカロン(一般名:アミオダロン)などとは併用禁忌です。

これらの抗不整脈薬とレビトラを併用すると、不整脈を誘発する恐れがあります。専門的には「QT延長を引き起こし、不整脈が起こる」と表現されます。

糖尿病患者へのレビトラの優位性

バイアグラに比べて、より素早く強い勃起力を有するレビトラですが、糖尿病患者に対しても有効であることがわかっています。

糖尿病では神経に障害が起こっているため、勃起不全に陥りやすいです。実際、血糖値が悪い人であるほど重度の勃起不全に陥りやすいことがわかっています。また、血糖値が高いと血管に障害が起こりやすくなって動脈硬化が進行します。これも、勃起障害が引き起こされる原因です。

ただ、動脈硬化に加えて神経障害が起きている状態なので、バイアグラやシアリスなどのED治療薬を服用したとしても、糖尿病患者ではなかなか勃起力が改善しないことがあります。

しかし、そうした糖尿病患者であったとしても、レビトラを服用した人では勃起力が回復したことがわかっています。

もちろん、すべての糖尿病患者に有効というわけではありません。重度の糖尿病患者であるほど、レビトラの効果は弱くなります。

ただ、「3年以上、糖尿病を患っていてEDに悩んでいる人」にレビトラを投与して勃起力が回復したことが研究で明らかになっています(Ishi, N. et al: Int. J. Urol., 13(8): 1066-1072, 2006)。

レビトラの値段

それでは、レビトラ(一般名:バルデナフィル)の値段はいくらになるのでしょうか。レビトラは医療用医薬品であるため、日本国内で入手するためには必ず医師の診察を受けなければいけません。このとき、泌尿器科などを受診して処方してもらう必要があります。

ただ、勃起改善薬は自由診療になるのですべて自費です。つまり、3割負担ではなく全額負担で薬代を出さなければいけません。

レビトラの薬代は決まっておらず、医療機関側が自由に値段を設定できます。ただ、一般的な価格としては「レビトラ錠10mg/1,500円」「レビトラ錠 20mg/2,000円」ほどとなっています。一錠でこれだけの値段であるため、かなり高額な薬です。

そこで、個人輸入代行を活用してレビトラのジェネリック医薬品を入手する人は多いです。要は、海外製のレビトラのジェネリック医薬品を日本へ郵送してもらうのです。

もちろん、個人輸入を自ら行うのは困難です。そこで、個人輸入の代行業者を活用します。難しそうに聞こえますが、Amazonで通販による購入をするのと同じ感覚で行えるので非常に手軽です。

レビトラのジェネリック医薬品であると、レビトラ錠20mgで1錠450円ほどになります。また、先発医薬品とは違ってジェネリック医薬品では大量購入による大幅値下げが可能であり、10箱(合計40錠)を注文すると、1錠(レビトラ錠20mg)あたりの値段を250円まで下げることも可能です。

これくらいの値段であるなら、手を出しやすいです。1錠で1,500~2,000円もする薬は使いにくいですが、個人輸入代行を活用すれば非常に安く薬を入手できます。

海外製の医薬品であるため、当然ながら日本語表記ではありません。ただ、信頼できる通販会社を利用すれば品質に問題ないジェネリック医薬品を入手できます。

しかし、こうした薬の使用はあくまでも一時的に勃起力を回復させるだけのため、根本的に問題を解決するためには生活習慣の改善や精力剤の使用など、日々の環境を変えるようにしなければいけません。勃起改善薬を活用してもいいですが、体質を変えるようにするとEDに悩まなくなります。